■間脳の出血
ちょうど一年前、夜中に突然脳出血した。右手がしびれ、顔の右
「左の脳がやられたな」と思った。この後吐き気
風呂場で吐いたまま妻を呼ん
たくなか
明日にしたいと答えた。
翌朝病院に行き、面倒な検査をさせられ、うんざりするほど歩か
「ここからは車椅子に乗ってください」と言われた。
すべきだろうと思ったが、そのまま入
「ラジオの出演があるから出かけられないか」と聞くが、「普通
ところですよ」と言われてあきらめる。そこか
眠れるのかと不思議に思うほど
■「もうちょっとやりたいように生きようと思って」
そう言うと友人たちからは「今までだって好き勝手に生きてきた
と言われた。それでも自制していたつもりだ
たとえば東京にずっと住んでいたし、31年間も公務員をやって
得ていたし。
脳幹出血になったのは過労とかではなく、自分で自分を低血圧だ
結果だった。
「美味しんぼ」原作者の雁屋哲さん
「そんな体形していて低血圧なわけないじゃないか」と言
入院は6日間で済んだ。
退院の日、てんつくマンが見舞いに来て
もっとワクワクできる
反応して
もし自由に生きていいとしたら、もっともっと実験的に生きたか
どこにでも住めるとしたらどこに住むのがいいだろう、どんな暮ら
てんつくマンからのビデオ撮り依頼に応じて、てんつくマンの住
そこで「こんなところに住みたいんだよな」と言
笑(えみ)さんがすぐに見つけて
そのまま決め
自分が福島に講演に行くと「なるべくならここに住んで欲しくな
ならないとしたら以下のことを守ってほしい」と
汚染されている。自分が引っ越し
いうのは矛盾だと
妻は本当は越したくなかった。そりゃど田舎の古民家、人が住ん
家では、引くのがあたりまえだ。でも引っ越しは
で来てくれてやってくれた。
カギを渡し
につながった。
てんつくマンと収録したビデオは、「もう電力会社に頼らなくて
原発がなくたって暮らせる」という内容だった。
岡山
ツールを開発した慧通信技術工業のある神戸までは近い
慧通信の粟田さんに会いに行った。そ
を実現しよう」と話
ぼく自身が買う予定はなかったが、価格を頑張って下げてもらっ
粟田さんは男気で生きているような人なのだ。
その仕組みを引っさげて、てんつくマンと共に「未来のあたりま
電気は自給があたりまえ」のイベントを開催した。
粟田さんはもちろん、城南信金の吉原理事長、サステナのマエキ
電気自動車を自作した新潟の加藤修さんに来てもら
時代になったんだから、みんなでこれ
し合った。
会場では多くの人が購入希望者として手を挙げたが、実際に買う
いなかった。幸いだったのはぼくが入手でき
となると多くの人が躊
そして2月23日、パーソナルエナジーが稼働した。太陽光発電
なく庭に設置した。しかも設置してくれたのは新
会社「ウエイクホーム」の延藤
だった。
それから半年後に雨が続いて電気が不足するまで、一度もプロパ
動かすことなく、太陽光発電の電気だけで暮らすこ
すると、「バックアップの問題は重
そこからまた、新たな仕組
粟田さんが来てくれた日、偶然大塚尚幹さんが我が家に来ていた
大塚さんは福島原発近くで完全オフグリッドで郵便すら届かない
原発事故で岡山に居を移した人だ。彼は一級
バッテリーを使って、安くで
その二人が出会って、何となく話している姿を見るのがまた楽し
こちらに転居を決めた後、妻の妊娠がわかった。
その子も7月に
妻が里帰り出産の新
祝
子どもの存在は未来の結晶だ。子どもを見れば未来を考えずにい
その子の泣きに何度も原稿を邪魔されながら、未来
しかしなんて楽しい暮らしだろうか。
たくさんの人たちが関わっ
次の新たな
未来にワクワクしながら生きていける。
都会ではこれまで、たくさんのことを他人任せにして生きてきた
政府や電力会社、自治体に文句は言うものの、自分では何ひとつ
こなかった。
でも暮らしに必要なものは自分で作ることもできるのだ。
自分の責任で覚悟を決めさえすれば。
でも自分で作るようになると自由になれる。我が家は電気と水は
ペレットストーブだから地域の木材滓から暖が採れ
次には電気自動車を導入したい。
そうしたら何のためにカネを稼がなくちゃいけないのかと、暮ら
問うことになる。
もちろんリスクもある。
でも人生そのものが実験だとしたら、そ
リスクのない人生なんてない。だったら楽し
病気をきっかけにした新たな選択、今のところ大成
今月、新たな本が出る。
「未来のあたりまえシリーズ1.電気は
この本は、
「シリーズ1.」になっているのはそれ以外のジャンルでできる
いるからだ。全く新しい行動原理、「ワクワクす
の形を、ぜひこの本で得てほし
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『未来のあたりまえシリーズ1
ー電気は自給があたりまえ オフグリッドで原発のいらない暮ら
◆田中優より◆
「命がけの電気利用から 電気をつくる楽しみへ
未来は待っていて届くものではありません。
20年後のことを考えたら、各地の自然エネルギーとバッテリー
電気コントロールで、電力の自給はあたりまえになるでしょう。
だったらその未来を手前に引き寄せていけばいいのです。」
・田中優だけではなく、
パーソナルエナジー開発者の粟田さん、て
城南信金理事長吉原さんらのト
・2013.9月上旬発売
・2月2日 未来の当り前~オフグリッド編~キックオフイベント@東京でのお
オフグリッドってどういうこと?
このまま発送電分離することがどうしてダメなの?
どうしたらオフグリッドを実現できる?
何から始めたらいい? などの疑問にも答えます!
みんなで未来の当り前を今に引き寄せましょう☆
★書籍詳細、田中優自宅でのオフグリッド動画一覧はこちら↓
http://tanakayu.blogspot.jp/
★目次★
・はじめに
・第1章 たくさんのいいこと(田中 優)
・第2章 夢を実現した「パーソナルエナジー」(粟田隆央 慧通信技術工業株式会社代表)
・第3章 ワクワクできる未来づくり(田中 優)
・第4章 原発に頼らない未来をバックアップ(吉原 毅 城南信用金庫理事長)
座談 パーソナルエナジーに融資は可能なのか(吉原 毅×粟田隆央×田中 優)
・第5章 パネルトーク 未来のあたりまえ
(てんつくマン×マエキタミヤコ×粟田隆央×田
・オフグリッドへの道 9箇条
◆Amazonからはこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/
Amazonレビューにて、すでに星5つを頂きました!ありがと
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