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2019年7月22日

映画 新聞記者 を観てきました

あまり世間と関係しない暮らしをしていますが、この映画は観に行ってきました。

確かに現実とダブるようで面白かったのですが、

それ以前に今の社会に生きる人たちの
“ひ弱さ”が浮き彫りになっている気がました。

いやならしなけりゃいいし、

自分の意志にそぐわなければ辞めてしまえばいい。

何も命賭けてまで不正の片棒を担ぐ必要などない。


人々が余りにもひ弱なんじゃないでしょうか。

辞めちゃえばスッキリするのに。


・・という感想を持ちました。


映画情報はこちら まだの方はぜひ
https://shimbunkisha.jp/


ネオニコチノイド系農薬の地下水汚染調査プロジェクト 市民調査協力者を募集します!

日本中、どこでもネオニコチノイド系農薬汚染が疑われます。

森にもネオニコは撒かれているし、稲だって箱入りの状態でネオニコに漬けられています。
「この土地の水はどうなのか?」と思ったらぜひ声を上げてください。



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一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト より
 

【拡散歓迎!】

ネオニコチノイド系農薬の地下水汚染調査プロジェクト市民調査協力者を募集します!


abt(一般社団法人アクトビヨンドトラスト)は、日本の地下水がネオニコチノイド系農薬に汚染されていることを示す先行調査を参考に、全国から地下水汚染の市民調査協力者を募集するプロジェクトを始めます。

地下水が供給源であることが明らかな井戸や湧水(わき水)などを調査地点としますので、次のような方はぜひご応募、お問い合わせください。


・地下水を飲料用として使用されている方、その他生活用水、農業用水、水生動物の飼育などに利用されている方

・身近に湧水(わき水)があり、農薬散布の影響を調べてみたい方(私有地以外の場合、管理する自治体の許可が必要になりますが、簡易な手続きで許可を得られる場合が多いので abt にご相談ください)


◆地下水をどうやって測るの?

写真の説明はありません。

地下水が供給源であることが明らかな井戸や湧水(わき水)などを調査地点とし、パッシブサンプラー[写真1]を水中に吊り下げて調べます。







計測器を小石などの重りと一緒にネットに入れて、後で引き上げられるように紐を結んで水中に沈めた後[写真2]、


画像に含まれている可能性があるもの:屋外、水

所定の期間(1か月程度)そのままにし、回収して返送いただくだけです。特別な知識や技術は必要ありません。協力者には、計測器をお届けする際に具体的な手順を記載した手引きを同封します。


◆調査の流れ

応募者は所定の申し込み用紙に必要事項を記入の上、abt宛てにメール添付でご応募ください。その中からabt事務局で協力者を選定した上、それぞれの担当地点に「パッシブサンプラー」を設置して、一定の調査期間後に返送いただきます。


調査にかかる実費はabtが負担します。

この調査では、

ネオニコチノイド7種(ニテンピラム、ジノテフラン、チアメトキサム、イミダクロプリド、チアクロプリド、クロチアニジン、アセタミプリド)とフィプロニルおよび数種の分解生成物

について地下水中の残留値を測定します。

結果はabtが取りまとめてウェブサイトで公表する予定です。


応募受付:2019年7月16日~7月31日 (メール必着)

調査対象:全国の地下水

調査期間:2019年8月上旬から9月末までの期間のうち約1か月間


お問い合わせ・お申し込み(メールのみ)
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(公募担当:八木)
E-mail:grant@actbeyondtrust.org



詳しくは、下記の募集要項(PDF)をご参照ください。

https://www.actbeyondtrust.org/info/4770/

2019年7月16日

靴下の臭いを嫌わないで~体内微生物の話~

 タイトルでわかる通り、この話は食事中には読まないでいただきたい。
「良薬は口に苦し」と言われるように、「良微生物は鼻に苦し」なのだ。

 最近、家でよくテレビドラマを見るようになった。インターネットにつないで、好きな時に好きなドラマが見られるおかげだ。そのテレビドラマを見ると、予想外になかなか面白いのだ。

 ごく最近のドラマで「インハンド」というものがあって、「救世主兄弟」の話が出て来るという前振りで期待してみていた。残念ながら救世主兄弟の話には進まず、免疫不全の病に侵されている子を救うのにどうするのかという話になっていた。その子は免疫が不全になる遺伝的疾患に侵されていたが、その父もまた同じ病気に侵されていたが死ぬまで発症しなかった。

 「免疫?」「大腸の病気?」そこまで聞いて結論が見えた。
「糞便移植が解決策になるのでは?」と思った。すでに一度見ていた妻は、番組の途中でのぼくの呟きに「ドキッとした」と言っていた。今や腸内の大腸菌群と免疫機能との関わりはクローズアップされていて、大腸から治すという話もよく聞く話になっている。


 パプアニューギニアに面白い話がある。特にパプアの高地では肉やたんぱく源は取れず、人々はヤム芋やサツマイモ類しか食べていない。にも関わらず彼らは筋骨隆々で、栄養失調になる量しか食べていないのにそれを維持しているのだ。







 ある外国から来た人が、数カ月後には同様になることができた。何が起きたのか。どうやら大腸菌群にその原因があったようだ。彼らと暮らすうちにその大腸菌群が移り、豆類のように空気中の窒素を固定し芋類から窒素固定できることまでは分かっている。それがタンパク質として使われているかどうかは不明だが。しかしこの話も特殊ではない。日本人だけが海藻を消化できる微生物を住まわせているように。


 天然住宅を建てたお客様に私が信頼する医師がいる。滋賀県の松本さんという医師で、天然住宅とかなり距離が離れた場所から依頼してくれた。その松本先生のお宅には泊まらせてもらったこともある。食事が絶品で、無農薬・有機栽培で松本さんが自ら育てた野菜が中心だ。野菜は「菌ちゃん農法」で育て、えぐみがなく素直に栄養になるようだ。


 松本さんは家のトイレを「コンポストトイレ」にしていた。排泄が終わったら藁で蓋をするようにかき混ぜるのだ。それを完熟させてから農地に使っている。「やっぱり酪酸菌が大事ですよね。食物繊維を中心にしないと」なんて、とてつもなく大事なことをさらっと言う。


 ぼくがやっとのことで理解した酪酸菌の話も、当たり前のように理解している。
こんな話のできる医師がほかにいるだろうか。なぜ酪酸菌が大事かというと、アトピー・リウマチなど免疫が暴走して自分自身を攻撃してしまう「自己免疫病」が広範に広がっているからだ。


 そのとき暴走する自己免疫を落ち着かせて安定化させるのが「Tレグ」という物質だ。この「Tレグ」を作っているのが酪酸菌の一つである一部の「クロストリジウム菌」なのだ。その細菌が餌にしているのが「水溶性食物繊維」で、野菜や芋類、コンニャクや海藻などに含まれる。ところがこの酪酸菌はイマイチ人気がない。といういのはそれが履き古した靴下のような臭いがするのだ。ビフィズス菌や酢酸菌の酸っぱい臭いなら慣れているものの、酪酸は慣れないから不快に感じるのだ。


 その松本先生の畑から「キクイモ」の球根を分けてもらった。チェルノブイリ事故の後、キクイモは放射能汚染せず、それだけでなく食べた人の体内の放射性物質を排出させていた。そのキクイモを自分でも育てたかったからだ。キクイモはまるで雑草のようにそく育ち、庭の一角をたちどころに占めてしまった。





このキクイモの球根をもらって帰る時に、自家堆肥の一部を一緒に持ち帰ってしまった。カバンには堆肥の臭いが移り、甘酸っぱくも臭い匂いが付いてしまった。でもこの臭いこそが望ましい大腸菌の臭いに思えた。


 この糞便移植だが、世界でも日本でもそのための「ドナー登録制度」も存在する。ドナーになるためには「予防接種」や「抗生物質」をほとんど摂取せず、健全な大腸菌群を育てている人でなければならない。特に「抗生物質」は、体内の細菌群を皆殺しにしてしまうので、大腸菌群は多様性を失い、種類の少ないものになっているためだ。しかし抗生物質の効果のない風邪のようなウイルス疾患にも、予防的に抗生物質が処方されたりしている。その人の糞便は多様性が失われ、大腸菌の多面的な機能が失われてしまっている。


 アメリカの畜産では密集させて飼う「ファクトリーファーミング」が一般的だ。
そこでは感染病を恐れる余り、病気でもないのに抗生物質を餌に混ぜて与えてしまっている。その抗生物質に認められているのが「グリホサート(商品名で言うと「ラウンドアップ」)なのだ。だから米国産の食肉を食べるとそれを摂取してしまう。アウンドアップはアラウンド(周囲)アップ(皆殺しにする)する意味なのだ。それがアメリカなどからの輸入肉の臭さの原因だと思う。  


私たちの体は自らの細胞の数よりも数倍多い微生物と共生して暮らしている。
ところがそれを味方ではなく敵にするのが一般的だ。「殺菌」「殺虫」「無臭化」の流れは止めなくてはならない。生命は共生しているのだ。臭いなどと言っていられない。犬が他の犬の排泄物の臭いを嗅いだり、体を擦りつけたりするのも同じなのだ。臭いはすべての固体で異なっている。


 多種多様であることは、まだまだ未確認の治療の可能生を持っている。ドラマの中では病気の原因を持ちながら発症しなかったその子の父は、それを抑える何らかの因子を持っていた。それが大腸菌群の中にあり、保管されていたその父の排泄物を移植することにより、発症させないことに成功したという流れになる。


 もちろんドラマはフィクションだし、まるで荒唐無稽な話に思われるかもしれない。でもあながちウソでもない。それが面白さの理由かもしれない。


2019.7発行 田中優無料メルマガより

2019年7月8日

7/20(土)・21(日) 天然住宅 完成見学会@川崎市高津区



~未来に種を蒔く家~

まもなく完成・お引渡しを迎える川崎市高津区の新築住宅にて、7月20日(土)・21日(日)、完成見学会を開催します。


20日、21日午前中は予約制見学会です。

20日、21日午後は、構造や内装に使用している木材を提供してくれている、くりこまくんえんの大場隆博氏によるセミナーを企画しております。


くりこまくんえん 大場隆博 
株式会社くりこまくんえん 大場隆博


NPO法人日本の森バイオマスネットワーク副理事長
NPO法人しんりん理事長
森林の環境保全機能を十分に発揮させるために、持続可能な自伐林業を行いつつ、
森林資源を有効活用する社会システムをつくり森林を育てる人材育成に取り組んでいる。


私たちの家に使用している木材がどのように大切に扱われているか、どのように森を守っているか、などお話しいただきます。

ぜひ、ご希望の会にご参加ください。


建て主様は、地域での教育や、建て主様が関わる様々な活動のためにご自宅を「住み開き」していきたいというお考えをお持ちです。


そのお考えを反映し、人が集まれるようリビングスペースを広くとっています。
1Fのリビングには畳敷きのコーナーがあり、建具で間仕切りすることも可能です。
2坪の玄関土間スペースは、趣味の道具や自転車を置けるようになっています。


リビングの掃き出し窓の外には、ウッドデッキを設け、畑にする予定のお庭へ向かって開けた間取りになっています。

2Fもオープンなスペースです。
寝室、書斎以外は間仕切りをつくらず、多用途に使用できます。


太陽熱温水器や雨水タンクも設置し、自然の恵みを活用した暮らしを目指しています。


お庭は、これから野菜をつくれるように土づくりをしていく予定。
農機具を置いたり休憩をしたりするための、小屋を建てていく計画もあります。


シンプルな建築から、外へ、未来へと可能性が広がっていく家です。
これから、建て主様ご家族によって魂が宿っていくのが楽しみです。


国産無垢材100%、合板集成材不使用、自然素材をふんだんに使用しています。

無垢杉の香りと、柔らかさ、暖かさ、自然素材でつくる空間の気持ちよい空気感をぜひ体感いただければと思います。

天然住宅特有の「新築のにおい」をぜひ体感しにいらしてください。


また、静岡の無垢材家具屋のすまうとの家具も展示します。

ぜひ、無垢の家具に触れて、体験してみてください。


★建物データ
延床面積:144.35平方メートル(43.66坪) ロフト込み
間取り:4LDK
工法:木造(強化筋交い)



【日時】

■7月20日(土)

10:00~11:30 (予約制見学会)
11:30~13:00 (予約制見学会)
14:00~16:00 (見学会+大場さんセミナー)


■7月21日(日)

10:00~11:30 (予約制見学会)
11:30~13:00 (予約制見学会)
14:00~16:00 (見学会+大場さんセミナー)



■場所 川崎市高津区  JR南武線「武蔵新城」駅から徒歩


■参加費  無料


■詳細・お申込みはこちらより
https://tennen.org/event/takatsuku.html


※田中優は都合により出席できません