2015年1月30日

【残り数席!】2月7日(土)新潟・燕市にて 「田中優さんとお話会~20年後の未来の為に今出来るコト~」



主催者大橋保隆さんより


2月7日土曜の18時から
燕のおススメの場所のひとつツバメコーヒーさんにて行われる

田中優さんとお話会〜20年後の未来の為に今出来るコト〜

お金も投票権のひとつだと考えると
どんな場所で使い
どんな人に使いたくなり
どんな活かし方をしたくなるのか

ってお話を

田中優さんと鬼丸昌也さんから5年前にしてもらい
これまでの道程を振り返ってみる時間にもなりそうです。
地元でもお金を使いたいって思えるお店が増えている事
嬉しく思う今日この頃。

只今、30名の方々にご予約いただいております。
会場の定員は35名程となっております。
お早めのお申し込みお待ちしております!

当日はyasutacafeらしく
春より新設される
燕市のワンダー学校や
三条の森のようちえんのみなさんのプレゼンも10分程行われます。
こちらも春から楽しみにな様々。

今ある場所を更に素敵にしようと
日々考えている人達と。

当日も心よりお待ちしております。


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活動家として日々
地道に活動をしている田中優さん。

yasutacafeとして
幾度となく田中優さん講演会を主催させてもらいましたが
今回は新しく知り合った地元の皆さんにも
田中優さんのお話を聞いてもらったり
質問してもらったりしながら
私達に出来るコトを共有したいなと思い企画しました。
勿論、以前から優さんを知っている方も是非!

今回は、優さんの著書「地宝論」を中心に
覚悟と実践を通して優さんが感じている事を
お話してもらいたいと思っています。
そして
私達に出来るコトを進化させてゆきたいなと。

燕市でも
ひろちゃん市
つばめ若者会議
project市
などなど
素晴らしい地域活動が展開され始めています。
そんな事に関わっている皆さん
是非、地元にある宝を一緒に見つけてみませんか?


■日時 2月7日(土)18時30分〜(18時開場)

■場所 ツバメコーヒー  新潟県 燕市吉田2760-1

■会費 2,300円(ワンドリンク付)

■主催 yasutacafe

■お申込・お問合せ

●お電話で申し込む  090-8610-7017 (大橋)
●メールで申し込む  yasutakaoohashi@yahoo.co.jp

●facebookイベントページから申し込む(「参加する」を押してください)
 https://www.facebook.com/events/980242795322609/


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田中優著『地宝論(ちほうろん)』より

「ぼくは学者ではありません。専門家でもありません。
ぼくは普通の市民であり、「活動家」なのです。

目の前に困っている人がいたとしたら、
一緒に考えて活動して彼のらめに働くのです。
それを避難や評論にもめげずに続けるだけだけなのだな、
と思うんです。

社会を変えるのは学者や評論家ではありません。
小さな市民のたった一歩の活動だと思うのです。」

2015年1月29日

オススメ動画「ベロモンチダムと闘う先住民族」

田中優より
「ブラジルのシングー川を壊そうとするダム。
ぼくはエネルギー問題以前に、過去からの贈り物である大地を壊すのが嫌だ。
ブラジルの先住民の人たちを支持する。」

▼動画
「ベロモンチ - ピアルス
  (ベロモンチダムと闘う先住民族)」

http://youtu.be/PkA65RqRSLw (再生時間6分25秒)





「やらせてはいけない
我々の子どもたち、これから生まれてくる子どもたちに必要だ
川は私たちのマーケットだ
私たちが生きるために必要なものをここから得る」


「水は人間のためだけに重要なのではない
大地のためも重要
私たちの環境を調和させるために
水が調和させる。水はみなの命。」


「この川は私たちになくてはならないもの
今のあるがままの川以上に必要なものはない」


「多くの破壊が白人によって行われた
今の川はかつての川じゃない
ダムが多数つくられ、森林は破壊され
我々は命を失いつつある 水は命だ」


「ブラジル政府はわれわれの川にひどいことをする
悲しみはとても大きい
子ども、孫やこれから生まれる世代のことを考えると
彼らにとってこの地がどうなってしまうのか」


「女性たちは怒って立ち上がっている
ダムは子どもたちに影響を与える。ダムを止める」


まだベロモンチダムを止めることができるアマゾンを破壊しない、
先住民族や川の民の権利も侵害しない
オルタナティブなエネルギーに転換できる

しかし、それは十分に多くのブラジル人が
声にした時初めて可能になる

そりゃないよ。 政党助成金 自分に「寄付」 総額3.4億円超 自民参院議員43人



田中優より
「そりゃないよな。政党助成金を自分の選挙資金に寄付するなんて。
しかもどう使ったかチェックできないなんて、
税金で選挙違反させているようなもんだ。」





政党助成金 自分に「寄付」 総額3.4億円超
 自民参院議員43人
「2013年の参院選(補選含む)で当選した自民党参院議員66人のうち、43人が、自民党本部から受け取った政党助成金を「選挙資金」の名目で、1000万円、800万円と自分あてに「寄付」していたことが本紙の調べでわかりました。その“お手盛り”の総額は3億4400万円を超えます。受け取った本人が、どう使ったかはチェックされません。・・・」

2015年1月28日

2月21日(土) 高円寺 『 絶薬2015 四人四様~絶望したくなる現状が進む中、それでも未来に期待する~』

あの"絶薬"4人衆が2015年も集合!!

定員35名程度。申込はお早目に!

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地球温暖化問題の専門家・江守正多、
環境ジャーナリスト・枝廣淳子、
マンガ家・山田玲司、
環境活動家・田中優。
 
あまり接点のなさそうな四人が共通項を持っている。

それが山田さんのマンガ絶望に効く薬に登場している三人なのだ。
そのことに気付いたのは、「ap bank fes」に偶然三人が参加していて、
夜に飲んだ時だった。

「なら一緒にイベントやろうよ」という気楽な会話から始まったのがこの企画だ。
しかし全員が多忙のため、なかなか日程が合わない。
なんとか強引に合わせてイベントをしてきたが、
福島原発事故の後はさらに会える機会も少なくなっていた。

しかし「こんなご時世だからまた開催しようよ」と思い立ったのが2014年の年末。
はたしてこんなご時世でも未来を語れるのか。
四人四様の意見をすり合わせすらせずに語ってしまおう!

四人で話し合えばきっと今の絶望を払拭できる可能性が見えてくるんじゃないか。
そう思って久々にやります!

「絶望に効く薬2015、四人四様」です。

ぜひ久々の企画にご参加ください!

【出演】 田中 優(未来バンク事業組合理事長) 山田玲司(漫画家/『アリエネ』、『絶望に効くクスリ』他) 枝廣淳子(環境ジャーナリスト/「環境メールニュース」他) 江守正多(気象学者/国立環境研究所気候変動リスク評価研究室室長) 【日時】2月21日(土)
     OPEN 16:00 / START 17:00 / CLOSE 21:00


【会場】高円寺パンディット http://pundit.jp/shop/
(東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2階)


【参加費】前売¥2,000 / 当日¥2,100(共に飲食代別)


【ご予約はこちらより (主催 天然住宅バンク)】
 http://tennen.org/tours/150221/

2015年1月27日

掲載:1/25「再生エネルギーの危機!」@徳島講演会



1月25日徳島市にて

「再エネ(再生可能エネルギー)の危機! ~買取ストップってどうして!?~」

というタイトルで講演をさせて頂きました。


その様子を朝日新聞さんにてレポートして頂いています。

再生エネルギー買取問題をテーマにお話したのはおそらく初めてだと思います。


参加者の方からは


「何が問題なのかよくわかった」

「問題を知った上でこれから自分たちが何ができるか、ワクワクしてきた」
「説明がわかりやすかった」と言って頂きました。


遠くは和歌山から参加された方も!


今後もこのテーマでの講演会も募集しています♪

主催者の皆さん、ご参加頂いた皆さん、告知にご協力頂いたみなさん、

ありがとうございました!(スタッフ)



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徳島)未来のエネルギーについて、田中優さんが講演

(朝日新聞 2015.1.26)


 環境や福祉分野へ融資するNPOバンク「未来バンク事業組合」(東京)の理事長、田中優さんが25日、未来のエネルギーのあり方などをテーマに徳島市沖浜東2丁目のふれあい健康館で講演した。約80人が熱心に聴き入った。

 田中さんは「原発がなくてもやっていける」と強調。電力会社から電気を買わず、自宅のソーラーパネルなどで発電する「オフグリッド」の生活を紹介した。「電気を買っていたときと何の変わりもなく生活している。電気のために命をかけるのはばかばかしい」と主張した。

 また「送電のロスやコストを考えると、発電は消費者の近くでやるのがいい」と話し、地域で必要な電気を地域でまかなう「コミュニティーグリッド」の仕組みも説明した。

 講演会は、エネルギーのあり方を問う映画の上映会を開くなど、原発反対のイベントをしている実行委員会などが企画。事務局の藍住町の主婦松岡礼子さん(62)は「徳島の自然を生かしてエネルギーを地産地消できたらいい。暮らしを良い方向に変えていくため、今後も勉強していきたい」と話した。



2015年1月24日

2月8日(日)新潟・燕三条にて講演会「太陽光発電のこれから」



「みんなが知りたい 太陽光発電のこれから ~現状と未来予測~」

■日時   2月8日(日)14:00~16:30 (開場13:45)


■会場   燕三条地場産センター メッセピア4階 大会議室
        (新潟県三条市須頃1-17)


■参加費  前売(事前予約)500円  当日700円


■定員   100名


■申込  
 
●前売り券はチケット取扱所にてお求めください
 環境NPO良環、ワタナベ酒店(三条市帯織)、みずすまし(三条市桜木町)、マルダイ楽器(燕市燕)

●または 環境NPO良環までご連絡を TEL 0256-32-3771

■主催  環境NPO良環

■後援  三条市、燕市


私たちは今、子どもたちの未来のために何ができるでしょうか?
環境問題のこと、原発のこと、エネルギーのことなど、
私たちは「知る」ことで、何をすればいいかを見つけることができます。
この講演会は、田中優さんにこれからの太陽光発電のことを中心に
お話いただきます。
今の現状とこれからの動向について、一緒に学んでみませんか?
(ちらしより)

2015年1月23日

締切間近!1/26まで  2015年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」一般公募




2012~2014年度に続いて、ネオニコチノイド系農薬に関する
問題解決と社会認知につながる企画を助成します。

応募期間は2014年12月5日(金)から2015年1月26日(月)まで

世界的なミツバチや鳥の激減、加えて日本では赤トンボの減少、さらには
子どもたちの発達障害などとの関連が疑われる神経毒の殺虫剤ネオニコチ
ノイドとフィプロニル――。

欧米では研究や規制が進みつつありますが、
日本では一部の人たちに名前が知られてきた程度で、
まだまだ野放しに近く、世界一の消費国とも言われます。


私たちに何ができるのかを、

「調査・研究」
「広報・社会訴求」
「市場“緑化”」
「政策提言」

の4部門から提案してください(助成総額300万円)。


▼詳しくはこちらから
http://www.actbeyondtrust.org/info/1733/



「富裕層の税逃れ阻止 40カ国超と口座情報を監視 」


田中優より

「日本の「マルサ」に期待したいです。
タックスヘイブン(税の逃避地)の問題は
各国の税務当局が本気になれば解決できるはずです。」




富裕層の税逃れ阻止 40カ国超と口座情報を監視 国税庁、18年から
(日経新聞 2015.1.19)


「政府は海外に資産を持つ富裕層による租税回避の監視を強化する。
40カ国を超す税務当局と連携して日本に住む人が海外に持つ預金などの口座情報を
捕捉し、2018年から国税庁に集約させる。・・・」

2015年1月20日

『未来バンクが太陽光発電事業に融資しない理由』

田中優無料メルマガより転載

□◆ 田中 優 より ◇■□■□

「ぼくはこういう写真を醜いと思う。
http://digital.asahi.com/articles/photo/AS20141124000268.html

再生可能エネルギーなら何でもいいわけではない。風景や人々の暮らしにマッチしないものはお断りだ。」


その理由などについては、下の「未来バンクニュースレター 未来バンクが太陽光発電事業に融資しない理由」をご参照ください。

2014.11.25発行無料メルマガ:「未来バンクニュースレター」より
http://archive.mag2.com/0001300332/index.html

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『未来バンクが太陽光発電事業に融資しない理由』
  未来バンク事業組合 理事長  田中 優


◆融資対象は「環境、福祉、市民事業」


 知っての通り未来バンクの融資は「環境、福祉、市民事業」に特化している。
といってもこれらはとても広いので、自分の金儲けでない限りは大概は該当するのだが。

 しかしぼく自身が融資しないと公言していて実際に融資していないものがある。
それが太陽光発電事業だ。家庭向けの話ではない。収益を出すためにする事業の方だ。

 なぜ融資しないのか。もしそこで作られた電気がほとんど使えないもので、その一方でカネが儲かる事業だとしたらどう考えるだろうか。

 「環境」の観点から言うならほとんど意味がない。その電気がもしほとんど使えないのだとしたら、装置を作って設置した分だけエネルギーの浪費になる。
 それは「環境目的」とは言えない。


 では市民事業という観点からはどうだろうか。もともと事業は個人が集まってするものだから、何だって「市民事業」とこじつけることはできる。そして融資するのに重要なファクターになる「収益、将来見通し」も万全だ。

 なぜなら家庭が屋根に乗せる太陽光発電ではわずか10年間しか買ってもらえないが、10kW以上(畳で言うと40畳の広さ)の小規模事業者の太陽光発電事業なら20年間買ってもらえて、額で比較すると家庭の10kW未満のものと比べて買取額全体で1.8倍も大きくなる。


 しかしこの買取資金は他の電気料金を負担する人たちから集められている。
しかも大きな事業者の電気料金は除外され、一般家庭や小規模な会社が負担させられている。太陽光の設置事業者はさらにグリーン減税されて他の収益からの税負担を逃れられる。そういう形になっているのだ。

 しかしついに今回、このぼろ儲けの仕組みにひびが入った。「固定買取の中断」問題が発生したからだ。

 しかしその前に重要な変更があった。今年の4月のことだ。従来、「大きな太陽光発電を小さく50kW未満ずつに分割して設置することが認められていたが、この4月から同一のものとして分割設置を認めないものにした」のだ。

いったい何の話なんだか分からないだろうから、ここは少していねいに説明しよう。


◆使えない電気でぼろ儲けする事業者
 従来から事業目的でする太陽光発電は10kW以上の設備で、さらに規模によって扱いが三つに分けられている。小さいものが上に書いた10kW以上~50kW未満で、中規模が50kW以上~2000kW未満、巨大なものが2000kW以上だ。

 なぜ分けられているかというと、それぞれつなぐ送電線が異なるからだ。小さなものは低圧線で良い。低圧線は家庭などが受け取っている100~200Vの配線だ。
 中規模は6600Vで電柱の一番上にある三本の配線だ。巨大なものは7000V以上だが実際には2.2万~3.3万Vの特別高圧線になる。それぞれ高圧電流に変圧してから配線に流し込むが、このキュービクル(変圧器)が高い。

 特に巨大なものではさらに自社に常駐する技術者が必要になり、これは大きな負担になる。中規模では技術者は嘱託でもよくなり、キュービクルの価格も200~300万円で済む。しかし小規模なものなら技術者も不要で、設備もキュービクルでなくトランス(25万円程度)で足りる。

 そのために巨大なレベルの太陽光発電を設置しておきながら、50kW未満に分割して設置する事例が相次いだのだ。特に九州では、全体の半分以上が分割されたものだった。


 さらに問題なのは、へき地に設置して送る場合、低圧線につないでいるので送電ロスが大きくなることだ。送電ロスは電圧に反比例して大きくなるから、特別高圧線の数十万倍も大きくなる。

 実態では電信柱を越える毎に電圧が下がり、それを戻すために1%の電気をロスするそうだ。電信柱は30mに一本立つから3000m離れたへき地に作られた太陽光発電からの電気は全く使えないことになる。


 このことから2014年4月から、分割設置が禁止されたのだ。もしこの低圧接続の太陽光事業から融資の希望があったとしよう。いくら市民事業であったとしても、使えない電気を作り出すことに支援はできない。


◆今の送電線では役立てられない

 では家庭や地域にある低圧線に接続する小規模な発電はどうなるのか。

 実際には同じトランスにつながっている家庭は5~10軒なので、トランスの手前で他の家庭に流れていく。しかし低圧なので送電ロスは大きい。しかも家庭は太陽光の発電する日中は、休日以外は不在が多い上に消費電力もきわめて少ない。


 ではトランスを超えた電気はどうなっているだろうか。トランスはコイルを巻いた軸が互いに向かい合っている構造だ。そこではどちらからでも電気は流れる。
しかし困ったことに、この向かい合ったコイルを超えるときに周波数が90度ずれるのだ。

 すると周波数のずれた電気は「無効電流」となり、潤滑油の役割はするものの仕事をする力にならない電気になる。使えないのだ。最初から90度ずれることを見越した電気を流したらどうか。すると今度は近隣に流れる電気の方が無効電流になってしまう。結局、近隣でしか使えないのだ。


 結果として厳密なデータはないが、半分程度しか使えていないだろうというのが現場の人の話だ。それでも自宅の電気の一部は賄うし、他が使える電気もゼロではないから融資は可能だろう。

 しかし事業として行う場合は話は別だ。使えない電気を作って儲ける事業に融資はできない。


◆解決策は「蓄電」

 では今回の固定買取中断についてはどうだろうか。
これを市民団体は送電線の容量の問題として「送電線の増設」や「揚水発電の活用」で解決すべきとしているが、これは全くお門違いの話であることが判明した。


 調べていった結果、容量といっても電気容量ではなく、周波数変動の範囲容量の問題だった。太陽光発電は日が陰ると発電量が一気に十分の一に下がる。電圧についてはパワーコンディショナー(太陽光発電設備に含まれている)でコントロールされるが、発電量そのものはカバーされないから周波数に影響を及ぼすのだ。他の発電所の発電量でカバーしたいが、雲がかかるかからないといった急速な変動には対応できない。

 この急激な出力変動があると周波数が乱れる。最悪の場合、送電線網(グリッド)自体が電気をシャットダウンして停電を起こすことになる。しかもそれは高圧、特別高圧(今回中断されているのは50kW以上の中規模、巨大規模の太陽光発電だけだ)線を止めてしまうので、被害はとてつもなく大きくなる。


 それを解決するには太陽光発電の側にバッテリーを置き、量を整えてから送電すればいい。それをせずに送電線の増設と揚水発電の活用をするならば、原子力や石炭火力発電の今以上の活用を促すことにはつながるが、今回の「周波数変動範囲」という容量問題の対策にはならないのだ。

 つまるところ従来思考の延長線上の「解決策」でしかない。


 もうひとつの低圧側の太陽光発電にも、やはりバッテリーを導入して発電したその場で電気を使う「オンサイト化」が役に立つ。どちらにしても蓄電池以外の解決策は言葉だけの無意味な対策なのだ。


◆今や「自エネ組」で自給も可能

 未来バンクが太陽光発電事業に融資しない理由がお分かりいただけただろうか。
 私たちは本当の解決策を求めている。単なる形だけの偽の「解決策」には融資しない。その意思があって初めて市民金融と呼べるのだと思っている。

 しかし今や、バッテリーを組んで電気を自給する仕組みも伸びてきた。「自エネ組」で出しているキットでは、モノだけの価格では108万(税込)だ。個別製品に保証があるだけで、システムに保証もないし自分たちで設置するものだが、今や安く設置できる時代になった。こちらならもちろん融資対象になる。


 未来バンクは世間受けではなく、本当の解決策を求めている。
 世間の風潮ではなく、本当のことを大事にしていきたい。

満員御礼:2/14オフグリッドハウス見学会



【満員御礼】

天然住宅より

2月14日(土)横浜での
「オフグリッドハウス見学&田中優講演会」ですが、
定員に達したため募集を締め切りとさせていただきます。

たくさんのお申し込み誠にありがとうございます。

詳細 http://tennen.org/tours/150214/

2015年1月19日

すごい!福岡サウンドデモ裁判勝訴!



田中優より
 「写真のふたりは博多の友人たちです。
がんばったな、国と闘って勝訴するなんて。
 判決理由はホームページにあります。」




福岡サウンドデモ裁判 http://demosaiban.blog.fc2.com/blog-entry-53.html


「僕ら原告側の勝訴です。 正直にいえば、国家権力とケンカするという国賠訴訟では、 
負けるのが殆どと言っていいくらい。 そのなかで勝訴というのは、いやー、嬉しいです。」



「川内再稼働同意の2県議、関係企業が九電関連工事を受注」



田中優より
 「氏は県議会で
 『国益のためにもぜひ再稼働を推し進めていかなければならない』 
と発言しているそうだが、国益ではなく『私益』と言うべきだったね。」



「川内再稼働同意の2県議、関係企業が九電関連工事を受注」
(朝日新聞2015.1.13)
http://www.asahi.com/articles/ASH1D7D53H1DUTIL026.html


「九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全対策の調査を
担当し、再稼働に同意した鹿児島県議2人や親族の経営する建設会社計4社が、
東京電力福島第一原発事故後の3年間で、川内原発や九電の関連工事を計26件、
2億9千万円分受注していた。2県議は会社から報酬を受けていた。・・・」


2015年1月17日

1月31日(土)天然住宅 完成見学会+田中優講演@山梨県北杜市



天然住宅では、モデルハウスはありません。

その代わりに実際に建て主様のおうちにおジャマさせていただき、
快適さを体感して頂いたり、住み心地を直接お家の方へ質問していただいたりできる
お住まい見学会を開催しています!

今回の見学会させていただく北杜市のK様邸は、新築2階建て37坪のお住まいです。
K様のご厚意で実現しました。


●見学ポイント●

AMBIEXによるオーダー設計。
広大な敷地に建つ、周りの風景と調和するよう杉材と漆くいで覆われた建物です。
大きな吹き抜けを中心に各部屋が配置され、引戸により緩やかにつながります。
ダイニングにはペレットストーブが設置され、
1Fのダイニングキッチンと居室には蓄熱式の床暖房を備え付けました。
また木製サッシや暖まど等こだわりポイント満載です。
窓からは南アルプスや富士山が臨めます。


◆気温と体感の違いを感じてみてください。
◆構造:手刻みのくんえん杉材を使用。
◆内壁:貝てきしっくいなど、天然住宅の木の快適さを感じていただけると思います。
◆屋根:ガルバリウム鋼板
外壁:杉板張り(押縁付)、ドロマイトプラスター(漆くい)コテ塗り

快適に、長く、親しみを持ちながら、住んでいただきたいのが天然住宅です。
是非、それを実践してくれているT様邸へ見学にお越しください。


★建物データ
敷地面積:1644.83平米
延床面積:122.87平米
間取り:3LDK
工法:木造(強化筋交い)


■日時:2015年1月31日(土) 13:30~15:00

■場所:山梨県北杜市(小淵沢駅から車で10分)
現地までは、現地に直接お越しいただくか、小淵沢駅から送迎もいたします。

■参加費:無料

■内容:完成見学会 +「天然住宅」についてのお話

■お申し込みはこちらから  http://www.tennen.org/tours/140131/

自民党議員が笑いながら「田舎の貧乏人が乗る軽自動車だから」


田中優より 
はい、我が家も「田舎の貧乏人」です。
でも人一人運ぶのに大きな車は無駄ですね。都会の金持ち、自民党議員さん。
自民党議員が笑いながら「田舎の貧乏人が乗る軽自動車だから」と発言! 2015年からは軽自動車税が1.5倍に! (真実を探すブログ 2015.1.14) http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5157.html
「2015年4月から軽自動車税が1.5倍に大幅アップしますが、 この事について自民党の国会議員が笑いながら 「田舎の貧乏人が乗る軽自動車だから…」と発言しました。 これは税金の在り方を話し合う自民党の会議で飛び出た発言で、 マスコミを追い出した非公開部屋で行なわれたことから、 発言者は不明となっています。 自民党は更なる軽自動車の大幅な増税を検討中で、 国民からは反発の声が相次いでいました。」

14年は「一番暑い年」 NASAなど、温暖化進む


田中優より
「二酸化炭素などが地球からの熱放出を遅らせる。
その二酸化炭素が大気中に増えたのだから、当然の帰結だと思う。」
「14年は「一番暑い年」 NASAなど、温暖化進む 」(日経新聞2015.1.17) http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H0N_X10C15A1NNE000/ 「米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は16日、 2014年は観測史上最も暑い1年だったと発表した。 過去の暑い年の上位10位は1998年以降に集中しており、 地球温暖化が進んでいることを改めて裏づけた形だ。・・・」

1月20日(火)天然住宅お住まい見学会&田中優講演会



~健康住宅なら天然住宅におまかせ~
◆1月20日(火)お住まい見学会&田中優講演会 ◆
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☆モデルハウスではなく、実際に住んでいる方の家をぜひご体感ください!

神奈川県の葉山町、築1年弱のお宅にて、
お住まい見学会&田中優の講演を開催します。
建主様のご厚意で実現しました。ありがとうございます。

田中優からは「子供たちに手渡したい天然住宅」をテーマに
講演させていただきます。

子育て中やこれから子育てをしていく世代に向けて、
天然住宅のお話を中心に、
暮らしのこと、食べ物のこと、
これからの社会での生き方・お金の使い方など語ってもらいます。
少人数ですので、リラックスして、
また質問なども気軽にしてみてください。
もちろんお子様連れもOKです。


ご覧いただくお宅は、
木造2F建て25坪のお住まいです。

ゆっくりと過ごすリビングは陽が入るよう2Fに配置。
1Fには和室と寝室。
和室には窓と階段の取り方を工夫し陽が入るようにしました。

内装は全面漆くい。
ご主人とお父様、お友達とでセルフで仕上げ、
味のある気持ち良い空間になりました。

床は無垢杉のフローリングです。構造材は国産杉100%です。
素材選びにはこだわって、合板、集成材、木工用ボンド、
塩ビは不使用。

人体に有害な素材を極力使用せず、
自然素材で建てることにより、
健康的で居心地のよい空間になりました。

皆様のお越しを心よりお待ちしております!

★建物データ
敷地面積:107.74平米
延床面積:80.08平米
間取り:2LDK
工法:木造(強化筋交い)

日時:2015年1月20日(火)AM 10:00~12:00 (予定)
場所:神奈川県三浦郡葉山町
(京浜急行「新逗子」駅、JR「逗子」駅よりバス)

参加費:無料

内容:田中優より「天然住宅」についてのお話をさせていただきます。

お申し込みはこちらから
http://www.tennen.org/tours/140120/

2015年1月16日

1月21日(水)今月の天然住宅バンクミーティング




(田中優が理事長を務めます)天然住宅バンク主催のミーティングです。

月に一度、天然住宅バンク代表、田中優を中心にミーティングを開催しています。
非営利バンクの金融の仕組みを利用しながら様々な活動につなげていくためのミーティングです。どなたでも参加いただけます。


日時:  
月21日(水) 午後7時00分~午後9時30分
           (開場:午後6時45分)

場所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F

参加費:
無料

お申し込みはこちらから  http://www.tennen.org/tours/1120/

2015年1月15日

大好評につき、第二弾が開催決定!横浜オフグリッドハウス見学会



田中優より
「サトウさん宅のオフグリッドハウス、1月18日の見学会はあっという間に
定員一杯であふれてしまいました。そこで第二弾を開催します。
こちらもすぐに埋まってしまうと思いますので、
希望される方はお早めにご連絡を。」


・都会でもオフグリッドが可能!とのことで、雑誌やテレビでも取材殺到の
話題のお宅です。

・自エネ組&天然住宅の施工でオフグリッド、
化学物質が極力ない快適で健康な住宅を実現しました。

・参加費は無料、定員は各15名まで。お申込はお早目に!


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<2/14(土)再度!
  オフグリッドハウス見学会&田中優講演@戸塚>

■日時 2月14日(土) 
  AMの部 10:30~12:30 / PMの部 14:00~16:00


2014年9月にお引渡しさせていただいたお宅です。

オフグリッドとは、送電線(グリッド)から離れる(オフ)という意味です。
建主のS様は新築当初から送電線から電気を家に引き込んでいません。
その代わりに、太陽光発電した電気をバッテリーに蓄電し、
「電気を自給」する暮らしを送っています。

それも仙人のような生活を送っているわけではなく、
一般家庭にある普通の家電を使用しながら。

その暮らしに注目が集まっており、各方面から取材があり、
雑誌やテレビでも取り上げられています。
今年から「女性自身」WEB版にて、
建主様ご自身のオフグリッド生活などについてのブログ連載が始まりました!
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/offgrid/

S様には、その暮らし方や住み心地について、
なぜこのようなシステムを導入したのか、などお話を伺ってみたいと思います。

また、電力時給を可能にしたバッテリーシステムについては、
代表の田中優からご説明させていただきます。

もちろん、天然住宅のこだわりがたくさんつまったお宅です。
手刻みの構造材や無垢材で造作した家具、無垢のフローリング、
建主様自ら伐採した柱、漆喰、吹き抜け。
何より、合板や集成材、接着剤、塩ビクロスなど身体に有害なものを
使用せずに建てた心地良い空気感をぜひ体感していただきたいと思います。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。


★建物データ
敷地面積:157.66平方メートル(約47.69坪)
延床面積:86.13平方メートル(約26.05坪)
間取り:2LDK
工法:木造(強化筋交工法)


■場所
神奈川県横浜市戸塚区吉田町
JR戸塚駅・市営地下鉄ブルーライン舞岡駅から徒歩
※詳細はご予約後にご連絡いたします。

■参加費 無料

■内容 田中優講演+お住まい見学会

■お申し込み受付
下記フォーマットから必要事項と、ご希望の時間帯にチェックしてお申し込みください。
http://tennen.org/tours/150214/

■定員15名

2015年1月13日

汚染水「コントロールできるレベルに」 広瀬東電社長


田中優より
 「『今年は、増え続ける汚染水発生量をコントロールできるレベルにしたい』
というんだから、現在はコントロールできていないレベル。」




▼汚染水「コントロールできるレベルに」 広瀬東電社長に聞く
 http://www.minyu-net.com/news/news/0108/news6.html (福島民友ニュース2015.1.8)

「今年は、増え続ける汚染水発生量をコントロールできるレベルにしたい。
原発事故後、1~4号機建屋へ流入し汚染される1日400トンの地下水は、
バイパス計画などで300トンほどに減ってきている。
予測はできないが(地下水をくみ上げる井戸の)サブドレンや凍土遮水壁の
効果が発揮できれば地下水の流入量もさらに減ると考えている・・・」

2015年1月10日

新年メッセージ 「臆さずに自分なりに」


■臆すること

 ぼくを知っている人は信じないと思うけど、でも自分としては自分のことを弱気でシャイな奴だと感じてるんだ。何が弱気かと言うと、周囲の意見に合わせてしまってなかなか自分の主張ができないことだ。 ほら、やっぱり信じてない。

 それはともかく、臆することによる損失は大きい。臆して主張しないことが、問題の対策を遅らせることも多いからだ。自分のこととして主張しないでいることは自己実現の妨げになる。それだけでなく主張しないことで、周囲の人も空気を読んでしまって一緒に主張しなくなっているかもしれないのだ。内心では懸念しているとしても。

■温暖化? 寒冷化?


 ぼくの友人に江守正多さんがいる。気候変動問題の専門家で、国立環境研究所で働いている。彼が最近伝えてくれたところによれば、世界の温度観測の結果、2014年の9カ月が観測史上最高値で、もう1カ月が第二位、まだ集計が終わっていないが2014年は地球全体で観測史上最高気温を記録するだろうとのことだ。

 しかし一方で豊かな国の多い北半球では北極周辺の寒冷高気圧の渦が乱れ(これを極渦=きょくうずという)、その結果冷たい空気が流れ込んで寒い冬が現出している。そこで「地球寒冷化」と主張する人たちもいる。


 しかし江守さんにしても地球温暖化を「絶対に正しい」と言っているわけではない。それは確率的な問題だからだ。未だにそうでない確率も残るのに断定はできない。

 他方の「地球寒冷化論者」の多くは断定的だ。5年前、江守さんは「朝まで生テレビ」に出演した。その際に「地球寒冷化論者」からこう言われたそうだ。
「5年後になればわかる」と。

 その5年後が2014年だった。もちろん二酸化炭素はマイナス18℃平均であったはずの地球の表面温度を、プラス15度にしてくれている大切な存在だ。でも多すぎると、地球から宇宙に出ていく熱の流出を遅らせて温めてしまう。二酸化炭素が良い者だとか悪者だとかいう問題ではない。

「5年後になればわかる」と言われたその年、地球は史上最高の気温を記録しているのだ。

 思い出すシーンがある。1980年後半のこと、日本でおそらく初めて地球環境問題の国際会議がNGO主催で行われた。その頃、日本側のNGOの発言者はおしなべて地球温暖化に否定的だった。

 著名な市民派の気候学者が、地球寒冷化の本を出していたせいかもしれない。海外のNGOの主張を聞いた後、日本側の発言者は温暖化を否定し始めたのだ。これに海外のNGOのパネラーは、一瞬何を言われているのかわからずにたじろいでいた。通訳の翻訳ミスかもしれないと思ったのだろう。

 しかしはっきりと気づくと、彼らは猛然と反論を始めた。主催者も場所も日本であるのだから彼らはアウェーなのだが、全く臆するところなく反論した。環境問題初心者だったぼくは発言する勇気すらなかったが、その姿がとても凛々しく見えた。

■発言するリスク

 しかし今でもその件になると発言したくない。ぼくが信頼し、敬愛する人たちの中にも寒冷化論者が少なくないからだ。いやもしかしたら、面倒な論議を避けたい気持ちが強いからかもしれない。

 その論議で何度からまれたことか、数知れずあった面倒な事態にまたここで遭うのが嫌だからかもしれない。中でも最悪なのが、からんでくるヤツが権威主義の若造だったときだ。

「誰がそんなこと言ったんですか! 

どこに書いてありますか! 
あなたにそんなことを公然と人前で話す権利があるんですか!」

と怒鳴ってくる。


そういう人には何を話そうがムダだ。
彼は怒っているだけで、論議する気すらないのだから。

そして言う。
「あなたはどこの大学院を出たんですか!博士号すら持っていないんですか!」
と。

 これは極端な例かもしれないが、人前で話すこと25年、そんなことも数多くある。


■「予防原則」から考えると臆してはならない


 しかし冷静に話し、そのときだけでなく継続して討議できる場ならイヤではない。地球温暖化の専門領域に入ると理解できない話も増えてくるが、そこに入らなくてもぼくには自分が自分の意志を表明しなければならないと感じる理由もある。

 それが「予防原則」だ。もし不確実ではあっても可能性が少なからずあり、その影響が甚大だと考えられる場合、予防的に対策するということだ。

 そしてもし「専門家ではない」ことによって発言を控えるとしたら、福島原発事故の再来を防げないだろう。なぜならそれまで「専門家に任せておけば大丈夫」で、「素人が口出しするな」と言われていたのだから。

 被害を被るのが専門家だけならいいのだが、実際には普通の人たちが被り、多くの場合には専門家はその被害からいち早く逃げるので彼らは被害を被らないのだ。

 そしてぼくは上に書いた国際会議以来、臆するのをやめて主張するようにした。しかしぼくは今でも人前で自分の意見を述べるのが嫌いだ。臆病な人間は、敵対すると全人格的な戦いをしてしまう。余裕もなく相手を叩きのめすことだけに集中してしまうのだ。それはもちろんぼくの内側にもある。

■「雑音対応」より実効性ある対策を


 無視しよう。雑音に惑わされるのは時間の無駄だ。「雑音対応」に費やされる時間は、生産に振り向けた方がいい。ややこしい専門的な話は江守正多さんに任せてしまおう。それより臆することなく自分の考えをまとめ、主張していった方がいい。

 ぼくにとって石油などの化石燃料に頼らない暮らしは、実効性ある対策に思える。戦争は毎回石油等の資源をめぐっての争奪戦だし、温暖化の主たる原因はそれらを使い過ぎた結果の二酸化炭素排出にある。

 貧富の格差と貧困者の増加もまた、石油システムに支配された結果だと思う。誰もが求める資源ならば、それを塞き止めて自分の利益にする者が利益の支配者となるのは当然のことではないか。

 ならば慎重に実効性ある社会システムを構築するのがいい。いくら自然エネルギーに変えても支配構造が変わらないなら意味がない。送電線に支配されるエネルギーデモクラシーは矛盾だ。

 市民がイニシアチブを握るエネルギーシステムを構築するには、グリッド(送電線網)の仕組みも変えなければ解決できない。特に電気は日本最大の二酸化炭素の発生源なのだ。

 臆せずに新たな仕組みを提案して実現していくこと、それがぼくに見合った役割だと思う。雑音など意に介さずにブルドーザーのように押していくこと。それをさらに実現していきたい。


 何より長くない人生の中で、やれる限りのことをしなければいけない。
それは後に続く世代の人たちに対する義務ではないか。

 そう思って、重いセルモーターのスイッチを入れていきたいと思う。


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田中優の“持続する志”

優さんメルマガ 第402号
2015.1.7発行
http://www.mag2.com/m/0000251633.html より転載

※このメルマガは転送転載、大歓迎です。

皆様明けましておめでとうございます。
2015年、新年の田中優メッセージです。
今年も新たな仕組みを臆せずに実行していきたいと思います。
そしてそんなワクワクする情報を、
こちらのメルマガでも随時発信して参ります。
今年もどうぞよろしくお願い致します。(スタッフ)

【募集締切】 1/18 オフグリッドハウス見学会&田中優講演 

天然住宅より

1月18日(日)横浜でのオフグリッドハウス見学&田中優講演会ですが、
定員に達したため募集を締め切りとさせていただきます。

たくさんのお申し込み誠にありがとうございます。

また近日中に再度企画しておりますので、
ぜひお申し込みいただければと思います。

詳細  http://tennen.org/tours/141218/


東京電力、原発ゼロなのに純利益5000億円超!


田中優より
 「もうひとつ、東電のめちゃくちゃ。 
税を受けて成り立つ東電が純利益5000億円だと。」




(抜粋)
東京電力の発表によると、2015年3月期の純利益は5210億円の黒字になる 見通し
とのことです。 

 これは福島原発事故前の2010年や2009年よりも大きな金額で、震災後の電気料金
 値上げの影響で利益が大幅に増えたと見られています。 

 利益は前期比で2.2倍となり、原発ゼロでも経営には何も問題が無いことを示した
 と言えるでしょう。・・・ 


 続きはこちらより

 ▼【これは酷い】東京電力、原発ゼロなのに純利益5000億円超! 
何故か福島原発事故前よりも利益が増える!クレームの電話も殺到! 
(真実を探すブログ 2015.1.7)


東電、海外に210億円蓄財 公的支援1兆円 裏で税逃れ



田中優より
「オランダやイギリスが最も大きな税の逃避地(タックス・ヘイブン)なんだけど、 こういうところを利用して税で成り立つ東電は税逃れをする。 そんな会社
に税が注がれるんだからめちゃくちゃな話だ。」



(抜粋)東京電力が海外の発電事業に投資して得た利益を、免税制度のあるオラン
 ダに蓄積し、日本で納税していないままとなっていることが本紙の調べでわかった。

 投資利益の累積は少なくとも二億ドル(約二百十億円)。
東電は、福島第一原発の事故後の経営危機で国から一兆円の支援を受け、実質国有
化されながら、震災後も事実上の課税回避を続けていたことになる。


 続きはこちらより 
▼「東電、海外に210億円蓄財 公的支援1兆円 裏で税逃れ」
(東京新聞 2014.1.1)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014010102100006.html




2015年1月9日

「自分の足で立つから生きることは面白い」

『自分の足で立つから生きることは面白い』
 ~常識を捨て、社会を作るプレーヤーになろう~


 海外に興味を持つ若者が減っているそうだ。それ以前に自分の生活が
目一杯で、親の仕送りも減ったし、学んだとしてもそれが将来に役立つ
とも限らず、就活もままならない。


 「自分探し」と言ってみても結局のところ、「一芸」みたいな資格探
しに終わっていく。自分ばかりが社会に取り残されるみたいで、何をし
てるんだろうと。
 そんなときに海外の話なんかされても、それどころじゃないんだと思う。

 「社会に適応できない人が増えている」と言われるが、逆だと思う。
こんな社会に適応なんかしない方がいい。無理してブラックバイト、ブラ
ック企業に就職なんて良いことなんてひとつもない。

 それより自分で生きていける能力を磨こう。
 社会に適応して丸くなるより、尖った個性のまま生きよう。


「簡単じゃない」って?

 だから面白いんだ。でも正直言えば決断が難しいだけで、やることはそ
んなに難しいことでもない。自分を信じるのが難しいだけで、自分の思う
とおりに生きることは楽しみではあっても苦しいものではない。

 それよりこれまで頭に詰め込んでしまった常識を崩すことが難しいのだ。

 周りの人と同じでないと安心できない。
 カネを稼がないと脱落者と思われる。
 どこまでいっても他者の視線からでしか自分を確認できない。


 そんな人に、この講座を受けてほしい。今までの枠組みを超えて、別な
社会の枠組みで生きていくことも可能だ。
 作るべきことは、これまでの枠組みとは違った社会の仕組みだ。自分で
インフラを作って、生き心地の良い社会を作れないか?


 社会にぶら下がるんじゃなくて、社会を作っていく側になること
それこそがこれから先の未来に必要なことなんじゃないか。


1994年 日本初のNPOバンクである「未来バンク事業組合」を設立。
2003年 「ap bank」設立に参加。
2008年 非営利の住宅会社「一般社団法人 天然住宅」設立。
2013年 「自エネ組」顧問。

 自分の足で立つから生きることは面白いのだと思う。



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1/9発行田中優無料メルマガより転載

1月17日 関西NGO大学様主催の講座に向けて田中優メッセー

イベント詳細はこちらより 

1月25日(日)徳島市にて講演会


<今話題の再エネ買取問題です!>

「再エネ(再生可能エネルギー)の危機!買取ストップってどうして!?」


■日時 1月25日(日)13:30~16:00 (開場13:00)

■会場 ふれあい健康館 1Fホール  徳島市沖浜東2-16

■参加費 前売500円 当日700円 中学生以下は無料

■主催  ミツバチぶんぶん実行委員会

■問合せ 事務局 080-3167-4021(松岡)

■前売りチケット取扱店あり

原子力規制委員長「安全守れるか試される年に」

田中優より

原子力規制委員長「安全守れるか試される年に」って、
守れなかったらどうなるの?



原子力規制委員長「安全守れるか試される年に」

田中委員長は「原発は再稼働したあとがいちばん大事で、リスクが一段と大きく
なる。長い間、止まっていた原子炉で、新しい安全対策の設備も多く、きちんと
運用できるか見る必要があり、稼働前の検査は今までとは違った形になると思う。

トラブルがないに越したことはないが、ゼロということは考えにくいので、最初
になる川内原発には、常駐している職員だけでなく、東京からも職員を派遣して、
慎重に監視したい」・


2015年1月8日

桜島噴火は避けられないが、川内原発は避けられる。


田中優より
「桜島の噴火の被害は避けられないけど、
川内原発の被害は本来人間の判断で避けられる。

 「大噴火は数百年に一回だけど、原発は最長60年間の利用だから」と
なめてかかっている人たちのせいで被害が避けられなくなる。」



▼桜島大噴火のカウントダウン―最新の被害予測・恐怖の火山灰が川内原発に迫る
http://biznot.xsrv.jp/sakurajima-eruption-forecast-2866

2015年1月7日

「まずやってみせる」日本で初めてのオフグリッド診療所

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◆「まずやってみせる。」パーソナルエナジーでオフグリッド診療所を
  開業した長野の田邉哲さんに聞く地域のこと、エネルギーのこと~ ◆
  
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田中優の自宅にてオフグリッドをする際に要となった「パーソナルエナジー
(慧通信技術工業さん)」を導入された田邉さんのお話です。

実はこれを導入するきっかけとなったのは、
田中優の無料メルマガでのオフグリッド記事を田邉さんの奥様が読まれたこと
だそうです!
そこからの行動力、すごいですね!

オフグリッド以外にもこの診療所はステキなところがたくさん!
ぜひ全文をお読みください☆


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【自分がやってみせるしかない】




「今まで僕は、電気会社っていうのは必ず電気を配ってくれるもんだと思ってたし、
「原発事故なんて起こらないんじゃないの?」と思ってました。

でも、例えば東南海で大きな地震が起きたら、ここだって停電するかもしれないし、
計画停電の対象になるかもしれない。そうなったら電子化しているカルテも読めないし、
医療機器も使えない。医者もいて看護婦もいて建物も無事なのに、
仕事ができなくなってしまうと想像しました。

だから、外の世界がどうなっても、最小限度の電気があって少なくとも仕事ができる
ようにしなきゃいけないと思ったんです。

いろいろ考えた田邉さんはソーラーやコジェネレーションを組み合わせたシステムを
考えます。それを娘さんたちに説明するために描いたというのがこの絵です。・・・」





▼全文・写真はこちらより